アオテアロア第3節は、流石はニュージーランドの5チームという試合内容でしたね。
ブルーズ、クルセイダーズともに余裕をもって勝ち切るのかと思いきや、終盤5分までどのチームが勝ってもおかしくない状況で最後まで楽しめる2試合でした。
ブルーズVSハイランダーズに関していえば、やはり10番と15番の差が出てしまったという感じですかね。
特に15番、ハイランダーズのスコット・グレゴリーにとっては、かなり辛い結果となってしまいましたよね。
若さというのもあるのでしょうけど、ハイパント処理に問題があるうえ、2本目の被トライなんかは、センター付近で10番ミッチ・ハントが呼んでいただけに慌てなければ難なく危険回避できていただけにもったいなかったですね。
とはいえ、これは相手の15番ボーデンのチェイスキックとチェイスしたブルーズの3人、TJイオアネ、ソトトゥ、パパリィを褒めるべきですよね。
まぁ、これをいい経験として、スーパーラグビーにフィットしていってもらいたいものですね。
さて今度は10番ミッチ・ハントなのですが、後半トライを取ったところまでは良かったのですが、その後、かなり不安定となり勝利を逃した感じですよね。
実にもったいなかった。
ハイランダーズのサム・ギルバードはもう少し長く見てみたかったですね。
ブルーズのほうはというとオテレが逞しくなってきて、ブルーズ10番の地位を確率したようですね。
ボーデンがFBに入ることによって、オテレの逆サイド側での10番として機能していますし、なによりディフェンスでの貢献が非常に高く、昨日の試合もボーデンのおかげで勝ったといっても誰も文句を言わないでしょう。
クルセイダーズはしっかりと勝ち切る
チーフスは開幕戦の逆転劇のせいか、流れを掴みきれませんねぇ。
また、この試合も15番の差が出てしまったような感じで、まさかマッケンジーがハイパント処理をミスって、ウィル・ジョーダンのトライが生まれるとは全く皮肉なもんですし、そのウィル・ジョーダンは、クルセイダーズの選手らしく、抜け目がなくなってきましたよね。
昨年まで、ミスったときにゲームそっちのけで悔しさを表現したり、軽いプレーが目立っていたのですが、今季は別人のように動きますし、献身的に無駄走りができるようになっていますよね。
またハイパントに異常に強くなっていますし、ハビリが控えになるのも納得ですよね。
さてチーフスなのですが、一つ勝てばガラッと変わりそうな気がするのですが、そこをまだ抜けきれそうになく、次節のハリケーンズ戦が正念場となりそうですね。
ワイヌイだけが孤軍奮闘しているような感じで、もっと活躍していいであろうアントン・レイナート・ブラウンが一向に目立ってきません。
チームの戦術と合っていないのか、クルーデンとあっていないのか、このままだとオールブラックスも危うい感じですね。
とはいえ、アオテアロアではどのチームもハイパント、モール、ドロップゴールといったプレーが多く、センター陣の活躍するようなプレースタイルではない気がしますね。
しかし、第3節までが終わって、やはりニュージーランドのチーム同士の対決は面白いですね。
これまでのスーパーラグビーだと、どうしても他の国のチームと力差があって、途中ダレてしまうことがあるのですが、ニュージー同士の対決だと、流石に手を抜けるチームがありませんし、ちょっとでも油断するとやられてしまいますからね。
そう考えると、選手層の厚さが物を言ってくるでしょうし、やはりクルセイダーズが頭ひとつ抜けている感がありますよね。