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ワールドラグビーが救済基金設立

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新型コロナウイルス感染拡大が世界中に大混乱をもたらしており、あらゆるスポーツにも影響を与えているのですが、どうやらワールドラグビーが世界中のラグビー界を支援するため、さらには世界的大流行の影響を緩和するために「COVID-19 救済戦略」を発表しました。

その内容というのが、ラグビーの再開に向け、加盟協会を支援するため約1億ドル、日本円にして約108億円の救済基金を設立し、緊急資金を必要とする加盟協会は、適正条件を満たしていればこの救済基金を利用することができるのだとか。

これ、早速アメリカ協会などが活用し、再建できるといいのですけどね。

なにせラグビー界においてアメリカは今後を占う上でも大きな市場となりますし、ティア2の中でも検討している国ですから、ここがしっかりと機能していかなければ、ラグビー界の未来は明るくないですよね。

この他「COVID-19 救済戦略」では世界各国でラグビーの試合や大会が延期・中止となっている間、できるだけ多くの協会に最大限の金額で支援できるよう設計されているのだそうで、シックスネーションズとSANZAAR協会向けの前払いとローンを組み合わせた融資パッケージ、またラグビー新興国と地域協会にも必要に応じて支援していくのだそうです。

ラグビー大国もそうですけど、ラグビー新興国はもともと協会などにお金がない国が多いので、ラグビー発展のためにもこれら新興国への待遇を厚くしてもらいたいものですね。

また、今年の国際試合に関するカレンダーについても国際ラグビー選手会などとも全面協力し、関連政府および保健当局からの勧告に応じてさまざまな計画を進めているのだそうで、協会や国内リーグが最適な形で試合の機会を得るよう、国際ラグビーカレンダーを短期的に立て直すのだそうで、現状の流れで行けば、6月7月のテストマッチは一切行われないことになるのではないでしょうかね?

そしてこの6月、7月のテストマッチが行われなかった場合、秋のテストマッチシーズンに繰り越して行われる可能性もあるようで、こうなってくると選手たちが大変なうえ、運営会場の問題なども出てくるでしょうね。

さらには、この秋のテストマッチシーズンも開催が危ぶまれていることから、2020年内には、テストマッチが一切行われないということも想定しているようで、実際問題4月〜5月中に終息宣言が出ない限り、秋のテストマッチも開催するのは無理でしょうね。

そもそも試合を開催することはできても、現状選手たちがまともに練習できていない中、いいラグビーが行えるとは到底思えませんからね。

ましては、ある国は収束したけど、ある国はまだまだ出口が見えないなど、世界が揃って終息宣言が出せるわけがありませんし、これ2021年の東京オリンピックだって、危ないんじゃないですかね。

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