週末のMITRE 10 CUP、カンタベリーVSタラナキは面白い試合でしたね。
まさかクルセイダーズのメンバーの多いカンタベリーをバレット兄弟、ボッシャー兄弟がいるとはいえ、タラナキが打ち負かすとは!!!
やはりニュージーランドのプロリーグのレベルの高さは異常ですね。
今季、リッチー・モウンガは10番を背負った試合で2敗しかしていないのですが、その2敗した相手チームのFBにはジョーディー・バレットがいて、いずれの試合もジョーディーのキックに負けています。
アオテアロアでは第7節のハリケーンズ戦で32-34の2点差で敗れ、週末のタラナキ戦では、22-23の1点差で敗れています。
まぁ、モウンガだけのせいではないのですが、モウンガのキックが決まっていれば勝てている試合でしたし、やはり10番を背負うなら、その精度をもっともっと高めていきたいところですね。
しかし、ジョーディー・バレットは急激にいい選手になってきていますよね。
2018年、日本に来日し日本代表と戦った時には、結構やらかし癖があり不用意なプレーが多かったのですが、ここ最近はパワープレイもテクニカルプレーもできますし、安心して見ていられるようになりましたよね。
オールブラックスでは、マッケンジーやウィル・ジョーダンに隠れがちですけど、正FBとしてはジョーディー・バレットのほうが適しているのではないでしょうかね?
ラクラン・ボシャーは必要
とはいえ、この試合タラナキが勝った1番の要因は、ボーデンでもジョーディーでもなく、ラクラン・ボシャーでしょ。
ウォールデンやワイヌイなども良かったのですが、結局、試合を決定づけたのは、ボシャーのジャッカルで、22m内でどれほどチームを助けたことか。
個人的にカンタベリーを応援していたので、後半ゴール手前でボシャーにジャッカル連発されたときには、もう叫ぶしかなかったですよね・・・。少なくとも2トライは阻止してるんじゃないだろうか・・・。
いや、あれはアタックしている側からすると、かなりダメージですよね。
華麗なパスワークでトライを取られるなら、気持ちも切り替えられるでしょうけど、あと少しでトライというところで、がっつりジャッカルされるとダメージがでかい。
さらにそれが連発なんだから、ボシャーはオールブラックスに呼ぶべきですよね。
国レベルの試合ともなると、点の取り合いとなることはありませんし、アタッキングよりもむしろ少しディフェンスに比重をおいたほうがいいでしょうし、ボシャーは必要だと思うんですよね。
もちろん他の選手だって、ジャッカルできるわけですけども、ボシャーのレベルは以上です。
チーフスでケインがいたからジャッカルできたとかいうレベルではないですよね。
恐らくどこのチームの誰であっても、あのジャッカルが消えることはないでしょうし、絶対にオールブラックスで見たい。
とはいえ、ケイン、フリゼル、カレン・グレイス、アキラ、パパリィ、アーディ、ソトトゥと2020年のバックローのメンバーも強力ですし、ニュージーランドはいい選手があまりに多すぎて選考するほうが大変そうですよね。