どうやら、サムケインが2020ニュージーランドラグビーアワードで最優秀賞を受賞し、オールブラックスオブザイヤーのタイトルと合わせて2冠となったようです。
どうやら2020年に疲れを知らず、挑戦的な1年を通して一貫したパフォーマンスと卓越したリーダーシップを発揮し、オールブラックスをブレディスローカップシリーズの優勝とトライネーションズの優勝に導いたことが評価されたようですけど、なんだかしっくりきませんね。
別にサムケインが嫌いなわけではないのですが、最優秀賞を受けるような結果は残していないと思うんですけどねぇ〜。
まずはアオテアロア、チーフスのキャプテンとして6試合に出場、全敗で最下位、個人としてもノートライに終わる。
オールブラックスでは、キャプテンとして3勝2敗1引き分け。2トライしたとはいえ、はじめてアルゼンチンに敗れ、2011年8月に南アフリカとオーストラリアに連敗して以来、9年3カ月ぶりに連敗。
1986年以降、久しぶりに行われる北島と南島のインターアイランドマッチには不参加。
正直なところ、どんなにスタッツが良かったとしても、このチーム成績で最優秀はないような気もしますし、オールブラックスのあの成績では、そのキャプテンを評価するのはどうなんだろうと思いますけどね。
もちろん苦しい状況を戦ったということは称賛に値するのですが、最優秀賞とはまた別の次元ですよね。
また、コロナ以前の3月まで行われていたスーパーラグビーでは、チーフスで3勝2敗、そのうちクルセイダーズに勝っているので評価はできるのですが、ここでもノートライですし、アタックではなくディフェンスで貢献していたとするなら、負けが込んでいるのは良くないですよね。
じゃぁ、誰がいいのか?と言われると難しいところなのですが、アオテアロア、オールブラックスで活躍したとすれば、ウィル・ジョーダンでいいのではないでしょうかね?(期待も込めて)
まぁ、この人選は賛否分かれると思いますが、オールブラックスでは出場時間も短く、試合数もこなしていないとはいえ、絶対に負けられれないアルゼンチン戦でなかなか得点できない状況化で途中出場し、あっという間に2トライしたことは、オールブラックスファンを安心させたと思いますし、今後の明るい兆しが見えましたよね。
とはいえ、サムケインが嫌いなわけではありません。
ラグビー王国としてもっとわかりやすい選考にした方が良かったのではないかと思いました。