SRクォーターファイナルのカードが決定。

SRクォーターファイナルのカードが決定。

スーパーラグビー・パシフィックのクォーターファイナルの対戦カードが決定しましたね。

  • クルセイダーズ(2位)VS レッズ(7位)
  • チーフス(3位)VS ワラターズ(4位)
  • ブルーズ(1位)VS ハイランダーズ(8位)
  • ブランビーズ(4位)VS ハリケーンズ(5位)

しかし最終節は驚きの結果の連続でしたね。

1番の驚きは、まさかブランビーズが最下位モアナ・パシフィカに敗れるという波乱。

しかもボーナスポイントすら奪えず負けるなんて予想できなかったですねぇ。

ホームアドバンテージがあったとはいえ、ここまで過酷スケジュールのモアナでしたから惨敗もありうるかと思っていたのですが、最後に意地を見せてくれましたね。

ブランビーズはプレーオフに向け嫌な負け方でしたけど、対戦相手となるハリケーンズもフォースにまさかの逆転負け。

こちらはフォースがホーム、かつハイランダーズの結果次第でプレーオフ進出の可能性も残していたので、フォースの選手のモチベーションが高かったとはいえ、後半アーディーを投入して2点差を守りきれなかったのはプレーオフに引きずりそう。

ブランビーズ戦もアウェイ戦となるので、ジョーディーが戻ってきたとしても厳しそうなチーム状況。

フォースにプレッシャーをかけられていたハイランダーズは最低限の結果を確保し、プレーオフ進出を決めたとはいえ、残り10分を守りきれず逆転負けを喫したのはちょっと痛い負け方。

プレーオフでの対戦相手は1位ブルーズですし、ここ2戦ドロップゴールで逆転勝ちしている勝負強さを考えると勝ち上がりは厳しそう・・・。

一方のブルーズはあのメンバーでワラターズに逆転勝ちしたのは大きいですね。

飛車角どころか、香車、金銀抜きと言ってもいいくらいのメンバーでしたけど、ここ一番でルーク・ロマノが効いており、元クルセイダーズなだけあって要所要所を締めてくれていましたね。あの若いメンバーの中で、さすがベテランという力を発揮していました。

ドロップゴールにより逆転負けを喫してしまったワラターズですが、個人的にはプレーオフでは1番怖いチームになるような気がしています。

6番ギャンブル、7番フーパーのコンビがかなりいいですよね。フォロウェイはセットプレーでいい仕事しますし、エドメドも風格が出てきました。

これでイザイア・ペレセが戻って来れたらかなり手強いチームになりそう。

さてそのワラターズとプレーオフで対戦するチーフスですが、なんとか勝利したとはいえ、後半3連続トライを与えてしまってはいけませんね。

プレーオフに向け無理をしていないのかもしれませんが、それにしてもやられ過ぎです。

まぁ、相手は爆発力のあるフィジアン・デュルアですから連続トライも納得はできるのですが、なんだか敗戦したような感覚のまま、プレーオフ突入となるのではないでしょうかね。

上位チームに逆転されギリギリ勝ちきれなかったワラターズと、下位チームに敗戦したかのような勝ち方となったチーフス。面白い試合となりそうです。

クルセイダーズとレッズはプレーオフで再戦となります。

同じ場所で同じ相手との対戦は、一見すると勝利しているクルセイダーズの方が有利のようですが、なんとなくやりにくそうな気もしますよね。

レッズは、オコナー、パイサミが戻って来れればもっといい試合になりそうで1発あるかもしれませんが、クルセイダーズもモウンガが戻ってくるでしょうし、一筋縄ではいかなそうですよね。

ただ気になったのがウィル・ジョーダンで、珍しくクルセイダーズらしからぬ一瞬気の抜けたプレーをみせ、これがプレーオフでも出てくるようだとクルセイダーズも危なそうです。