フランス代表のアントワーヌ・デュポンが、シックスネイションズ・チャンピオンシップのベストプレーヤー賞を受賞したのだそうで、これはフランス人としては初めてのことなのだそうです。
どうやら2020年のシックスネーションズで、デュポンは12回のオフロード、ボールキャリー249メートルを記録しているそうで、54キックで1,543メートル稼いだというのは、他のどのスクラムハーフよりも多い数字となったのだとか。
いや、スクラムハーフでオフロード12回って、なかなかですよね。
ちなみにこの候補となったのはデュポン以外では、同じフランス代表のロマン・ヌタマック、グレゴリー・アルドリット、イングランドのマロ・イトジェ、ベン・ヤングス、そしてアイルランドのCJスタンダーの6名が選出されていたようで、優勝チームのイングランドから選出されてもおかしくないところなのですが、それ以上にデュポンの活躍が目立っていましたよね。
さて、そのデュポンなのですが、スクラムハーフとしては、なかなか面白い存在ですよね。
1番近い存在としてはデクラークとなるのでしょうけど、デクラークほどディフェンスに特化したようなフィジカルはありませんし、どちらかというと自らランを仕掛けるアーロン・スミスという感じですよね。
実際、アーロン・スミスも北半球では最高のスクラムハーフとしてデュポンの名前を挙げていますし、その影響からか、アオテアロアではいつになく攻撃的で、自らランを仕掛けていたりしましたよね。
まだ23歳のデュポンですから、今後世界最高のスクラムハーフになること間違いなしですよね。