パシフィックネーションズカップはフィジーが優勝。

パシフィックネーションズカップはフィジーが優勝。

フィジー、サモア、日本、トンガの4カ国で行われたパシフィックネーションズカップは、フィジーが全勝で優勝を飾りました。

順位チーム得失ポイント
1フィジー35315
2サモア21139
3日本12-205
4トンガ3-461

残念ながら日本は1勝2敗の3位となり、フランス大会を前に不安を残す結果となりましたね。

負けた2試合であるサモア戦、フィジー戦は序盤からレッドカードで14人での戦いを強いられてしまったとはいえ、同シリーズで2枚のレッドカードが出てしまうのがよろしくないですね。

どちらかというとこれまでであれば、フィジカルのあるフィジーやサモア、トンガのほうがハイタックルによってレッドカードとなることが多かったのですが、今回は日本代表のほうがレッドカードを連発するなんて、思いもしませんでしたね。

ワールドカップの選手選考規定の変更や、アイランダーの3カ国がスーパーラグビーへ参加し、これまで直前の寄せ集めだったものが、ともにプレーする機会が多くなり連携が取れ、さらにはフィジカルだけに頼らない規律のいいチームを構築するようになったのも大きいでしょうね。

特にフィジーは3試合ともにトライボーナスポイントを獲得しつつ、完全優勝しており、フランス大会では俄然注目のチームとなりそう。

日本代表はレッドカードで終始14人だったとはいえ、最低でも7点差以内負けのボーナスポイントを獲得するような戦い方ができなかったのは痛いですね。

手の内を隠していたのかもしれないのですが、正直今の日本のランキングレベルで手の内を隠しつつ戦うのってどうなんでしょうね?

日本大会の時はそれでも良かったのでしょうけど、ラグビーワールドカップの時だけ強いっていうのも、ちょっと違うような気もするんですよね。

まぁ、アイルランドのようにラグビーワールドカップの時にはなぜか負けてしまうというのも辛いといえば辛いのでしょうけど、それって過程のような気もしますし、今後の日本代表の相手はほぼランキング上位の国との対戦となるのですから、一戦ごとに全力で向かっていくような時期なのではないかと思っています。

やっぱり代表が勝たないと人気がなくなってしまいますよ。

なので、ザ・ラグビーチャンピオンシップに参加するというよりも、当面はパシフィックネーションズに参加して勝ち切れるようにしたほうが良さそう。