スーパーラグビーAUの決勝、リーグ戦を1位で突破したブランビーズが勢いのあるレッズを28-23で破り、優勝しましたね。
ノックアウトトーナメントということもあり、シーズンでの戦い方とは全く異なることもあり、レッズは終始、シーズン序盤のような若さが目立ち、最後まで立ち直ることができませんでしたね。
まぁ、あれだけ反則していてこのスコア差だということを考えると、レッズもよくやったほうだと思うのですが、やはり重要な試合ともなるとベテランの力や経験がものをいってきますし、そう考えると次のワールドカップを見据え、若手を中心に呼んだデイブ・レニーの戦略はいい方向に向かっていきそうですね。
10月にあるブロディースローカップで、ニュージーに大敗しようとも若手中心に経験を積ませるということを優先しておけば、必ずフランス大会にいい影響を及ぼしそうですし、リビルドするには丁度いいのかもしれませね。
さて、決勝戦なのですが、レッズはペタイヤ、サラカイヤ・ロトが50分もたずに交代となったのが痛かったですし、SHのマクダーモットは最後まで使った方が良かったような気がしましたね。
交代したソロヴィはテンポを上げるために投入されたのかもしれませんが、プレーがせわしなくなってしまい、チームを落ち着かせるどころか、結果チームがバラバラになってしまいましたよね。
その反面、ブランビーズのほうはゲームコントロールが上手でしたし、ベテランと若手のバランスが良く、久しぶりに10番を背負ったロレシオもやはりいい選手でしたね。
シーズン序盤のほうで怪我をしてしまい、この決勝で久しぶりのゲームとなったのですが、終始安定していましたし、若手らしからぬ落ち着きはチームに安定をもたらしますよね。
正直なところワラビーズの10番争いでは、シーズンを通して働いたワラターズのウィル・ハリソンのほうが一歩リードしているかなと思っていましたけど、今回の出来をみると、ワラビーズの1番手もありえるくらいいい状態のようですね。
この結果をみると、ますます10月のブロディースローカップが楽しみになってきましたね。