アオテアロア最終戦となったチーフスですが、ついに8戦全敗でシーズン終了となりました。
わずかながら優勝の可能性のあるチームと、なかなか勝ちきれないチームの差が顕著に現れていましたね。
先制点となるペナルティキックがバーに嫌われ、アタックでも前に出れない、ディフェンスでは押し返せないなど個々のぶつかり合いでも負けていましたし、まさかケインがジョーディーにタックルに入ってタックル負けし途中交代するなど今のチーム状態の悪さばかりが目立ちましたよね。
個人的に思ったのが、ウェバーが奇をてらったプレーをしすぎじゃないですかね。
ノールックのバックフリップパスが得意なのかもしれませんが連発しすぎで効果がありませんし、トライ目前の重要な局面であのプレーはちょっといただけません。
もう少し地に足つけたプレーを心がけるべきじゃないでしょうか?
格下相手なら通用するのでしょうけど、レベルの高い相手だとあれだけ連発すると通用しませんし、まずはしっかりと確実にボールを捌くことをすべきですよね。
エンタメ性はあるのかもしれませんが、必要な時に必要なプレーをしなければ、オールブラックスに選ばれないのではないでしょうかね?
あとマッケンジーも危なそうですね。
怪我の影響もあるのか大胆さがなくなりプレーが大人しくなって、さらには判断も悪くなっている気がします。
チームの戦術がガチガチなのかもしれませんが、マッケンジーの場合、ウェバーとは真逆に自由奔放なプレーをしたほうがいいですよね。
また多分前半だったと思うのですがチーフスが左サイドを攻めているとき、右に大きなスペースがあり、マッケンジーがセンター付近でボールを貰い、トイメンにフーセン、大外にスティーブンソンがいて、それをジョーディーがマークしているというシーンがあったのですが、ここでマッケンジーは直ぐに大外スティーブンソンにパスを出したのですが、このシーン、フーセンと勝負して欲しかったなぁ・・・。
これまでのマッケンジーであればフーセンと勝負し、抜けないまでもジョーディを内に寄せ、そこから大外スティーブンソンにパスしてトライという形を取りそうなものですが、そんな気配すらなくボールを受けてからあっさりとスティーブンソンにパスしたときにはちょっと悲しくなりました。
多分あれは、スティブンソンに内側に切り込んで貰い、さらに大外でパスを貰いたかったのでしょうけど、やっぱりマッケンジーには強気の勝負をして欲しかったですよね。
さて、そのフーセンなんですけど、かなり存在感を示していましたよね。
これまでベン・ラムがいたので14番を背負うことが多かったのですが、意外と11番のほうが合ってるんじゃないでしょうかね?
サイズがないので14番だったのでしょうけど、フーセンって体幹強そうですし、ディフェンスもいいのでハリケーンズであれば、あまりサイズは気にしなくてもいいような気がします。
しかし、ここにきてピーター・ウマガ・ジェンセンがブレイクし始めましたね。
13番としてリーコ、ウマガ・ジェンセンが出てきたことにより、アントン・レイナート・ブラウンもオールブラックスの13番として安泰ではなくなってきましたよね。派手ではないですけど、ここにはエノーもいますからね。
無尽蔵のスタミナ
ひょっとしてペレナラって、あの強度の高いアオテアロアで全試合フル出場じゃないですかね?
ただでさえスタミナの必要なSHなのに、その後フライハーフに入ったり、今回のチーフス戦に限っては、センターか、フルバックに入っていませんでした?
しかも、運動量が一切落ちることなく、動き回っていますから恐るべきスタミナです。
ここまでくると、そろそろキッカーまでやり始めるんじゃないかと勘繰ってしまいますよね。
さて、本日は注目のクルセイダーズVSハイランダーズ戦。
流石にクルセイダーズの優位は動きそうにありませんね。