ともに連敗中のブルーズとチーフスの試合。
今後のアオテアロアを面白くするためにはブルーズが勝つほうがいいのですが、いまだ未勝利のチーフスにも勝って欲しいという複雑な試合でした。
結果、21-17でブルーズが勝つわけですが、あの流れでチーフスが勝てないなんて、もう呪われているとしかいいようがありません。
この試合に限らず、アオテアロアでのチーフスのチームスタッツは、どのチームと比較しても遜色ないものとなっているのですが、なぜかトライが取れませんよね。
ブルーズとの試合においても22m以内からの攻撃がなかなか通用していませんし、残り5mからのアタックが続きませんよね。
やはりこれまでの流れの悪さ、連敗中ということもあり、選手それぞれに焦りがあるのか、攻め急いでいる感じがありますよね。
終盤残り5分を切ったところなんて、敵陣22mの中ほぼゴールライン5mのところでのプレーだったにもかかわらず、トライを取れないとは・・・。
アドバンをもらってからのクルーデンのキックパスなんて、外側にFW2人もいたのにトライを取れないのは重症ですよね。
あれについては、その前のペナルティキックでタッチに出せなかったクルーデンがちょっと弱気でした。
中途半端なキックとなり、味方選手にとって取りづらいキックとなりましたし、やはり流れの悪いチームだからこそのお見合いとなり、ノートライ。
アドバンがあったので、気持ち的には余裕があるはずだったのですが、これもチーム状態の悪さなのでしょうね。
とにかく全てが悪い方向ばかりに傾いてしまうチーフスでした。
ブルーズのほうはというと、やはり12番TJファイアネがしっくりきましたね。
攻撃で圧倒し続けることができるのであれば、プラマーでもいいのでしょうけど、ブルーズはそこまでのアタッキングラグビーではないので、やはり攻守に渡っていいプレーを継続できるファイアネのほうがブルーズには合っていますよね。
とはいえ、チーフスが全敗で勝ち星なしとはいえ、アオテアロアは各チームのレベルが拮抗しており面白いですよね。
なにせ全敗のチーフスとはいえ、あの開幕戦で勝利していれば、ひょっとすると全勝でもおかしくないような接戦ばかりですし、1強かと思われたクルセイダーズをハリケーンズが破るわけですから、本当にニュージーランドのチームは最後の最後までわかりません。
まぁ、でもハリケーンズに関して言えば、ジョーディーありきのような勝ち方だったりするんですけどね。
ボーデンとモウンガをキックで蹴り勝っているわけですからね。
とにもかくにもアオテアロアはこれからいよいよ終盤に向かっていて、さらなる過酷な戦いとなりそうですね。
怪我人のことなどを考えると、やっぱり最後にはクルセイダーズが優勝となりそうですけど、もしエノーが戻ってこれないようだとさらなる混沌となるかもしれませんね。