2022年のオータムネーションズカップでは、イングランドが1勝2敗1分、ウェールズが1勝3敗という結果だったのですが、ラグビーワールドカップ直前になってHCの解任が決定しましたね。
どうやらウェールズは、ウェイン・ピバックに代わり、前ウェールズHCであったウォーレン・ガットランドが復帰し、イングランドはエディ・ジョーンズに代わり、スティーブ・ボースウィックがHCとなるようです。
今年のウェールズは、シックスネーションズでイタリアに敗れ、オータムネーションズではジョージアに敗れており、ひょっとすると交代もありえるかというところでしたけど、ガットランドに戻るというのは意外でしたね。
前のガットランド体制での後半のほうはギリギリ勝っているというところでしたし、若手を育てていなかったところピバックに交代でしたから、ちょっと可哀想な部分がありますよね、ピバック。
まぁ、そこで結果を出すことが仕事ですので仕方ないとは言え、個人的にはウェールズHC退任後、チーフスに戻ったガットランドの仕事っぷりはあまり良くなかったので、このチョイスはどうなんだろう?って感じです。
とはいえ、ガットランドがどこまで立て直すことができるのか手腕を見るのも楽しみですね。
イングランドの方はというと、まさかのエディ・ジョーンズの解任。
1勝2敗1分とはいえ、勝てなかった相手は、アルゼンチン、南アフリカ、ニュージーランドですから、ちょっと厳しめのような気もしますが、シックスネーションズで負け越しの3位ということも要因となっているのでしょうね。
まぁ、決定打はアルゼンチンに負けたことが大きいのでしょうけど、各試合でのマイナスポイントが積み重なってのこの結果なのでしょうね。
しかし、こうやってみると北半球のチームの決断力は早い上、わかりやすいですね。
それに比べるとニュージーランドのHCはかなり恵まれていますね。
今年アイルランドにホームで2連敗、ホームでアルゼンチンに敗戦、イングランド相手に残り10分で19点差を追いつかれるなど、散々な結果を出しているんですけどね。
とはいえ、北半球の解任劇、南半球の続投、どちらが良かったのかの結果は来年のラグビーワールドカップへ持ち越しですし、これを踏まえて観戦するのも楽しそう。
北半球においては、今年2月からのシックスネーションズで早速その効果が出るのか見物ですね。