昨日のウルグアイVSフィジー、いい試合でしたね。
釜石鵜住居復興スタジアムで行われたこの試合、30−27でウルグアイが格上フィジーを破ったわけですが、中3日のフィジーの調子がいまひとつだったとはいえ、ウルグアイって結構いいラグビーをしますよね。
ウルグアイの試合を観たことがなかったので、正直舐めていました。
これ勝手な思い込みなのですが、ラグビーの世界ランキング16位以下は、ほとんどアマチュアでラグビー人気もたいしたことのない国ばかりで、現代ラグビーができるチームはないだろうと思っていました。(ダボダボのジャージーだった頃のラグビーのイメージ)
しかし、蓋を開けてみれば、ウルグアイ、フィジカルもあるうえ、フィジーへのタックルも素晴らしいうえ、危険なプレーもなくクリーンなラグビーでしたよね。
そこへきて、あそこまでの頑張りを見せるのですから、そりゃ、応援するでしょ。
しかもこれまでウルグアイはフィジーと3戦全敗だったのに、この大一番で勝ちきるのですから、やっぱりラグビーワールドカップって恐ろしいですね。
今回の試合では、改めてキックの重要性を再確認することができましたね。
フィジーなんて5トライ取っているにも関わらず、コンバージョンキックを4つ外していますから、せめて2本でも決まっていれば負けることもなかったでしょうに・・・。
結果論ですけど、もう少し早めに正ハーフ団を投入することができたら、また違った展開になったように思えるのですけど、恐らくフィジーのプレイスタイルを考えると中3日って、かなりシンドかったのではないでしょうかね?
昨日の試合も、自陣からでもキックを使わず、ランで攻撃するのですから、これではただでさえ疲れているのに、さらに消耗してしまいます。
両チームのスタッツを見る限り、どう考えてフィジーの圧勝だろという数値が出ているのですが、これがラグビー、点を取らなければ意味がないということなのでしょうね。
これ、試合中に思ったのですけど、ウルグアイVS日本代表の試合も観てみたいですよね。
ノックオンやハンドリングなどに少し問題があるウルグアイですけど、それを補うくらいのフィジカルや献身性もありますし、意外と日本代表も苦戦するのではないでしょうかね?
10番のフェリペ・ベルチェシ選手も良かったですし、なんか洗練されているなぁと思ったら、やはり海外、フランス2部リーグでラグビーをやっているのですね。
さて、気になるのはフィジーで、大会前にはフィジーがオーストラリア、ウェールズを苦しめ、決勝トーナメントへの進出もあるかと話題になっていましたが、逆に金星を与える結果となってしまいましたね。
とはいえ、今後対戦するウェールズはちょっと嫌でしょうね。
流石に現段階でボーナス点があるとは言え2敗ともなるとプール戦を抜け出すのは至難の技でしょうし、この状況下では、もうアップセットに集中したいところでしょうからね。
しかし、釜石でラグビーワールドカップ初の試合なのに、なぜテレビで放送しないのでしょうかね?
民放はともかく、これNHKは放映すべきところでしたよね。
カード的にはビックカードではないにせよ、復興のための記念すべき1発目の試合なのに、受信料取ってるNHKが釜石の人々のためにも放映し、元気付けるべきところなのですけどね。
子供達の応援も心地よかったですし、ウルグアイ代表のマスコットボーイの国歌斉唱も含め、心温まることばかりだったのに、本当に残念です。
感動は作り出すものではなく、自然と生まれるものなのに、そこを見抜けなかったのでしょうね。