決勝の笛はジェローム・ガルセスに

決勝の笛はジェローム・ガルセスに

11月2日のラグビーワールドカップの決勝、イングランドVS南アフリカの審判団が発表されましたね。

  • ジェローム・ガルセス(フランス)
  • ロマン・ポワテ(フランス)
  • ベン・オキーフ(ニュージーランド)
  • ベン・スキーン(ニュージーランド)

ナイジェル・オーウェンス(ウェールズ)が最後も締めるのかと思いきや、意外なところでジェローム・ガルセスでしたね。

まぁ、でもこの審判団の組み合わせは、なかなかいいかもしれませんね。
準決勝のウェールズVS南アフリカ戦での審判団とほぼ同じ、この時はロマン・ポワテではなくウェイン・バーンズでしたけど、いい試合を作ってくれていましたし、イングランド出身のウェイン・バーンズは加わるのは不適切ですし、どうやらウェイン・バーンズは、3位決定戦のウェールズVSニュージーランド戦での主審を務めるようですね。

なんでも決勝の笛を託されたジェローム・ガルセスは、フランス人としては初の決勝戦で笛を吹くレフリーとなるのだそうで、快挙達成となるのですが、どうやらガルセスは今大会を後にレフリーを引退するのだそうですね・・・。

惜しいですよね・・・
ガルセスもナイジェルレベルの個性の強いレフリーだっただけに、もう少しレフリングを観たかったですね。

しかし、この決勝戦、なにやら因縁まみれで面白そうですね。

というのも2015年に日本代表が南アフリカを倒した時のレフリーはジェローム・ガルセスでしたし、その日本代表のHCはエディー・ジョーンズでしたから、見方を変えると、ガルセスの裁く2015年、エディーVS南アフリカの再戦とも言える決勝戦なわけです。

2015年のエディーは日本を率いて、ガルセスの癖を研究し、見事南アに勝ったわけですけど、今度はイングランドを率いて南アとの対峙。

南アも準決勝での笛でガルセスには対応できていたでしょうし、これ本当にどんな試合になるのか楽しみですね!

ちなみにニュージーランドVSウェールズの試合は以下の審判団となります。

  • ウェイン・バーンズ(イングランド)
  • ヤコ・ペイパー(南アフリカ)
  • パスカル・ガウゼ‎(フランス)
  • マリウス・ヨンカー(南アフリカ)

いやいや、これなかなかの決断ですよね。
まさかヤコ・ペイパーをウェールズ戦にぶち込んでくるとは!!

でも、これワールドラグビーはいい仕事をしたと思います。

もちろん、ヤコが悪ふざけして「肘打ち写真」を取られてしまったのはいいことではありませんが、あれだけウェールズファンに囲まれてしまったら、流れ的に「あのポーズ」をせがまれたかもしれませんし、あの写真だけでいいレフリーを失ってしまうのはもったいないですから。

なんだかSNSの普及とともに、人々の寛容性がなくなってきていますよね。
人間なんだし、多少の悪ふざけもするでしょうし、たまたま写真として残っただけで、あれこれ攻撃するのは如何なものかと思いますけどね。