試験的実施ルール

試験的実施ルール

ワールドラグビーが、新型コロナウイルスの感染防止対策として国内試合用試験的実施ルールを提案しています。

これは、決定事項というわけではなく、加盟協会や大会主催者の判断で適用できるもののようですが、暫定的なコロナ対策とはいえ、ラグビーユニオンの良さがなくなるようなものもあり、選手たちのためとは言え、そこまでするなら、試合する意味ないのではないかと思ったりもします。

密集となるスクラムやラックに関することなのですが、スクラムのやり直しを減らそうという動きはいいとは思うのですが、ペナルティやフリーキック時にスクラム選択できないというのは、ちょっと面白さを削ぎ落としそうですよね。

というのも、やはりユニオンの場合はスクラムが重要な戦略のひとつでもありますし、そこを削ったら、もうラグビーリーグでいいじゃんってことになりますよね。

またインゴールでのヘルドアップやノックオンがあった場合、そこはスクラムではなく、ゴールラインドロップアウトを与えるなんていうのは、ちょっと醍醐味が削がれるような気がしますよね。

なにせゴール前5メートルでのスクラムの攻防なんて、観客からすれば、ひょっとすると一番理解しやすい大興奮シーンでもありますし、スクラムを組む前のワクワク感なんて、他のシーンではなかなか得ることができませんよね。

思うにユニオンの良さって、静と動が混在しているところだと思うんですよね。

インプレーが長く、ボールが動いているのも楽しいのですが、こればかりでは淡白ですし、そこにスクラムに至るまでの間であったり、ラックを作りながら、相手のディフェンスを崩して行ったりと、静と動があることによって、観ている側の感情の起伏も大きくなりますよね。

とはいえ、ラグビーは選手ファーストでルールを改正していくという柔軟性もいいところだと思うので、一度試してみてから評価するというのもいいかもしれませんね。